アパレル社長・石川涼はなぜカリスマなのか?次々と人気ブランドを生み出す理由とは

石川涼

『VANQUISH』や『#FR2』など、数々の人気ファッションブランドを手掛けてきた、石川涼さん。

若者をはじめ、多くの人たちが熱狂するブランドを次々に生み出す、石川涼さんのカリスマ性の秘密に迫りました。

石川涼のブランドが売れる理由とは?

クリエイティブより市場を重視

アパレルブランド設立当初から、洋服を作る際には自身のクリエイティブよりマーケット(市場)を重視してきたという石川涼さん。

デザイン性の高さなどを消費者に押し付けるのではなく、あくまで「盛り上がっているマーケットを探す」ことを意識してきたといいます。

若者の熱狂に目を向ける

たとえば、第一弾ブランド『VANQUISH』を設立するにあたっては、渋谷の熱狂に目をつけたそう。

渋谷109のギャルファッションが盛り上がる中、「ギャル男君たち」のブランドがないと感じ、彼らが熱狂するブランドを作ろうと決めたそうです。

「売れなくてもカッコいい方がいいというスタンスはカッコ悪い、売れるところまでがクリエイティブ」と語る石川涼さん。

若者たちの熱狂の渦に参加できるようなブランドを作るというスタンスが、流行を生み出し続ける理由なのかもしれません。

徹底的にユーザーを観察する

石川涼さんは、自身のブランドを磨くため「徹底的にユーザーを見ること」を最も重視してきたそう。

自ら現場に足を運び、お客さんが何に反応するかを観察することで戦略を立ててきたといいます。

たとえば以前、石川さんが渋谷でカレー屋さんを始めた際は、時間があれば一日中お店の外に座って、お客さんの様子を見ていたそう。

お店の看板を見て、入店する人もいれば他のお店に行ってしまう人もいて、この差は何なのかを見て、想像したりしていたそうです。

ネットが主流になった今でも、オフラインで現場に出向き、しかもそれを社長自ら行っているというのが驚きですよね。

自分の目で見て自分の頭で考えるということをされ続けているということも、石川さんのカリスマ性が衰えない理由なのかもしれません。

「逆転の発想」を持つ

アパレルを経営していく中で、常に「逆転の発想」を持つようにしてきたという石川涼さん。

最初のブランド『VANQUISH』を設立した際も、当時盛り上がっていた原宿ではなく、あえて渋谷を選択。

さらに、オンライン販売が全盛となった時期ならあえてD2Cではなく店舗販売に力を入れる。

石川さんは「カウンター(逆転の発想)の方が、みんな興味を持ってくれる」と語ります。

時代を先読みする

オンライン販売にいち早く乗り出す

また、常に時代を先読みするかのような戦略を打ち出し続けている印象がある、石川さん。

たとえば、『VANQUISH』が始まった当初は、まだオンライン販売が浸透していなかったそう。

そんな中、当時は「ガラケーで売ってた」と語る石川さん。当時は「絶対売れない」と周りに言われていたそうです。

試着もできず、ガラケーの小さい画面で確認することしかできない。

しかし、若い子たちがこぞってガラケーを利用していたこともあり、石川さんは、のちにオンライン販売が主流になると読んでいたそうです。

結果、『VANQUISH』は爆発的な売り上げを記録。その約15年後には、オンライン販売が主流となりました。

Instagramの普及に着目

また、『#FR2』を始める際は、Instagramの普及にいち早く着目し、一気にブランドの知名度をアップさせた石川さん。

石川さんはInstagramが普及した当初から使用しており、のちに大きなブームになることを予測していたようです。

時代の流行に振り回されないだけでなく、時代を先読みする力があるからこそ、石川さんのブランドはヒットし続けるのかもしれません。

「自分が凡人だという自覚がある」

カリスマ経営者としての地位を確立しながらも、「自分が凡人だという自覚がある」と語る石川涼さん。

だからこそ、周りと同じことをしていては価値がない、人がやらないことをやることで価値を作る、ということを大切にしているそうです。

石川涼さんは、インタビューなどでもたびたび「人と同じことをしていては勝てない」と語っている印象があります。

ただ当たり前のことをしているだけでは勝てないと自分自身を常に駆り立てているからこそ、新しいアイディアが生まれるのかもしれません。

「全部なくなってもまた最初からやればいい」

次々と新たな戦略を打ち立て、挑戦を繰り返す石川涼さんですが、そんな石川さんの姿を見てその勇気が欲しい、と思う方も多いはず。

しかし、石川さんは「元々何も持っていない」と考えているそうで、だからこそ挑戦に対して怖いという気持ちはないそうです。

自分のことを「凡人」だと思っているからこそ、「全部なくなってもまた最初からやればいい」というスタンスだそう。

常に守りに入らない姿勢もまた、石川さんがカリスマであり続ける理由なのかもしれません。

人の言葉を素直に受け入れる

SNSでの発言などを見ていると、少し尖った印象を人に与えることもあるであろう、石川涼さん。

しかし、そんな石川さんに関する衝撃的なエピソードがありました。

それは、石川涼さんが会社を立ち上げる前、東京のアパレル企業でサラリーマンをしていた時期の話。

当時は営業の仕事を任されるも、なかなか結果が出なかったという石川さん。

営業成績は悪いのに赤髪で生意気な態度、といった様子で先輩にいじめられたそう。

そんな時、「見た目と態度は一丁前」という先輩に言われたといいます。

そんなことを言われたら反発したくなる人が多いかもしれませんが、石川さんはその先輩の言葉を素直に受け入れたそう。

その後、髪型を坊主にして仕事に打ち込み、入社一年目にして営業成績一位に。

のちに先輩が部下になってしまうほどの活躍ぶりだったそうです。

人から批判じみたトーンで指摘をされると、内心反発したくなってしまうこともありますよね。

しかし石川さんは、その指摘に筋が通っていると感じれば受け入れることができる、とても素直な方なのだという印象を持ちました。

そういう方だからこそ、成功をした後でも天狗にならず、第一線で活躍し続けているのかもしれません。

仕事が大好き

「仕事以外で楽しいことありますか?」と語るほど、仕事が好きだという石川涼さん。休みもいらないほどだそう。

たしかに石川さんは、プライベートで〇〇に遊びに行った、という話よりも仕事の話が多い印象。

大好きなファッションを仕事にしているというのもあるのでしょうか。もはや仕事が趣味と言わんばかりです。

そんな石川さんにとって一番テンションが上がる瞬間は、「お客さんから良いリアクションがあるとき」なのだそう。

仕事が楽しくて仕方がないというほど仕事が大好きであることも、石川さんが結果を出し続ける理由なのかもしれません。

まとめ

今回は、アパレル社長・石川涼さんの、人気ブランドを生み出し続けるカリスマ性の秘密に迫りました。

圧倒的なビジネスセンスとカリスマ性を持ち、媚びない発言も魅力の石川さんですが、決して傲慢ではないスタンスも素敵ですよね。

そんな石川涼さんの手掛けるブランドや、今後の石川涼さんの活躍にも、注目が集まります。

石川涼のプロフィール

名前:石川涼(いしかわりょう)
生年月日:1975年06月12日
年齢:48歳
星座:ふたご座
血液型:B型
出身地:静岡県富士宮市
出生地:神奈川県南足柄市
職業:実業家(株式会社せーの代表取締役)

2000年(24歳時)に起業し、2004年にファッションブランド「VANQUISH」を創設。

2010年ジャパンファッションウィーク(JFW)に109ブランドとして史上初めて参加し、コレクションをショー形式で発表。

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